つ~ぴ~す『ナオちゃんのゲンキさん見つけた!』2012年11月号

「地域の盛り上げ拠点にしたい!何度も足を運んでほしい!」
超多忙!地域活性化の起爆剤のゲンキさん!旧細川邸「やなせ宿(しゅく)」初代館長 辻本武久さん(72歳)にお話を伺いました。

一級河川名張川沿い、細い道が続く閑静な町並みの中に、時代の風情を感じる建物、旧細川邸「やなせ宿」があります。
門をくぐり中に入ると、なんか渋くていい感じ!タイムスリップした気分!
ここは築150年になる歴史的な建物を改修工事をし、観光交流施設として2008年6月にオープン!観光情報の提供や地場物産等の紹介はもちろん、6つの定期的な教室や講話会、年間30以上の行事を開催。
また、ワンデイシェフ(日替わりシェフ)によるランチの販売や展示スペースがあります。


■「町と人をつないでいく役割」

初代館長である辻本さんは名張地区まちづくり推進協議会の会長でもあり、名張公民館の運営責任者でもあり、昨年度まで区長も!スゴイ!!
辻本さんは生まれも育ちも、今もやなせ宿のある新町地区!!学校卒業後、地元企業に就職し定年まで勤めていたそう。
40代の頃に先輩から声がかかり寄合に参加。地区の役員もやってきたそう。なんと30年以上も名張のために活動!辻本さんは地元の事をとても大切に考えているから、いろんな要職を任されるんだね!
「地元の良いしきたりは残しつつ、若い人たちに合わせていくことも大切。若い人たちも住みやすい街づくりをしていきたい」と辻本さん。名張の活性化のためにまだまだやる事があります。

■「愛着をもってもらうために」

やなせ宿と地域をつなぐのに一役買っているのが回覧板!!毎月1回「やなせ通信」にて催し物やワンデイシェフのランチメニューをお知らせしています。これ、めちゃめちゃ便利!いつ、何をやるのかがわかる。それに・・・ランチメニューを見ると食べたくなっちゃう!!
他には、地域の人と連携したやなせ野菜市ややなせ日曜朝市、各教室の開催もつなぎ役に。さらに、やなせ宿に何度も足を運んでもらうためのポイントがワンデイシェフ!日替わりでいろんなシェフがランチを出すので毎日でも楽しめます。今では予約が必要なぐらい大人気!!さっそく行かなくっちゃ~!!


>写真 「新春恒例“やなせ宿餅つき大会」 杵と臼でお餅つき!つきたてのお餅を食べます。


>写真 ワンデイシェフ。本日は手打ち蕎麦「一刻庵」さん。綺麗な蕎麦です!!

■「やなせ宿と名張川とのコラボ」

やなせ宿を訪れるお客様は3年目である昨年は約2万人近くと大盛況!!4年目の今年は今まで声掛けをしてこなかったファミリー層に来てもらいたいと、親子で参加できるイベント「やなせ親子塾」を企画。また、名張川に住む生き物が見れるやなせ宿ミニ水族館を設置。若いお母さんが子供を連れて見に来るそう。お魚も見れるし、ランチも食べれる。色んな人とも交流できるっていいね!私も子ども連れて来た~い!!
「裏に自然に恵まれた一級河川の名張川がある。将来的には道の駅ではないが、川の駅を作りたい」と辻本さん。これからますます「やなせ宿」は世代をこえた人の交流拠点として発展しそうです。